スタッフブログ
2020年06月11日
文様に込められた意味~植物~
いつもスタッフブログをご覧いただきありがとうございます。
銀座店の齊藤です^^
本日は着物の文様シリーズ、植物柄のご紹介です。
着物の柄のなかでも季節感を演出でき、身近に感じられる花の文様。
意外と意味までは知らないものもあると思うので
参考にしてみてください!
◆松竹梅
松は季節を問わず葉を茂らせ、竹は寒さに負けずまっすぐに美しい姿を保ち
梅は寒い時期に花を咲かせることから
繁栄や厳しい環境に打ち勝つ忍耐や強さの象徴として多く使用されています。
◆桜
国花でもあり、平安時代から日本人に愛されてきた花。
豊作を願って花見をしていたことから、五穀豊穣の願いや実りの意味も込められています。
葉や枝が描かれていなければ、春以外にも着用いただけます^^
◆牡丹
小さな蕾から大きな花をさかせることから 高貴や富貴を意味し
昔は位の高い人しか着ることができなかったそう。
百花の王とも言われるほど存在感ある牡丹は、一気に華やかな印象になります。
◆菊(乱菊)
長寿を象徴する代表的な花。
桜と同じく国花でもあり、「高貴」や「真の愛」など婚礼にぴったりな花言葉です。
長い花びらが入り乱れて咲く様子を描いた乱菊はより華やかに魅せてくれます。
◆藤
「不死」とも読めることから、長寿や子孫繁栄の象徴であり
古来から高貴な色とされる紫色の花をつける気品ある花。
4月頃の結婚式にオススメです♪
◆紅葉(楓)
季節によって色の変化が美しい楓は、幸福の意味が込められています。
秋を象徴する柄ですが、桜と一緒にデザインされている場合は
一年中着ることができます。
◆撫子
おしとやかで品のある、美しい姿が日本人の女性にたとえられた言葉が「大和撫子」
名前の通り、撫でてしまいたいほど愛らしい花とされており
純粋や勇敢の意味が込められています。
◆橘
数少ない日本生まれの模様のひとつ。
子宝や長寿の願いが込められており、可愛らしい丸いフォルムが特徴です。
同じ植物の模様でも、可愛らしい、豪華、凛とした、きりっと大人っぽいなど
種類によって様々な印象を与えてくれます。
ぜひ、季節感やイメージに合った柄を探してみてください^^
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