スタッフブログ
2020年04月27日
【銀座店】文様に込められた意味~吉祥文様~
いつもスタッフブログをご覧いただき、ありがとうございます。
銀座店の齊藤です^^
今とても大変な時期ですが、皆様の健康と
一日も早く今までの日常に戻ることを祈るばかりです・・・
さて本日は、着物の特徴である“文様の意味”をご紹介します!
何気なく試着していたお衣裳にも、見た目の華やかさだけではなく
柄ひとつひとつに意味が込められています。
どんな想いが託してあるのか、柄の意味を知るともっとお衣裳選びが楽しくなるはずです!
まず今回は、いくつもある文様の中でも
古くから縁起が良いとされている「吉祥文様」をご紹介していきます。
◆鶴(つる)
長寿の象徴として古くから用いられる瑞鳥。
品格ある美しい姿と、つがいが一生添い遂げるということから縁起が良く
婚礼衣装に多く見られ、京鐘にもたくさんご用意がある柄のひとつです。
◆束ね熨斗(たばねのし)
鮑を薄く伸ばした“熨斗鮑”がもと。たくさんの熨斗を束ねることから
多くの人からの祝福・幸せを分かち合う・人との繋がりを意味し大胆な流れのある柄が特徴です。
◆貝合わせ(かいあわせ)
対になる貝を当てるという平安時代の貴族の遊びをモチーフとした柄。
ぴったりと合う貝はたったひとつしかないことから夫婦円満を意味します。
◆扇(おうぎ)
末広がりの形状から繁栄や発展を願う文様です。
十二単を着たお姫様しか持てなかったものとして富の象徴でもあります。
◆御所車(ごしょぐるま)
天皇や貴族など高貴な人々が乗る牛車の名称。
幸せに溢れた未来になることを願う、華やかで優雅な文様です。
◆鳳凰(ほうおう)
中国で古くから言い伝えられている伝説上の鳥。
平和で幸せな世界が到来するときに現れると言われており、華麗で優美な人気の高い文様です。
◆青海波(せいがいは)
広い海からの恩恵を表す柄で、無限に広がる波になぞらえ
どこまでも続く幸せと平和な暮らしを願うとされ、縁起の良い文様です。
◆雲取り(くもどり)
極楽が雲の上にあるとされ、良い事が起こる前兆に現れるとされる柄。
未来永劫や豊穣の願いも込められています。
他にも、おしどり夫婦の由来でもある鴛鴦(おしどり)や
福を呼ぶと言われる宝尽くしなど様々な文様があります。
ぜひ、柄にも注目してお衣裳選びを楽しんでください♪
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