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2020年06月17日
【黒留袖】 こだわりの方必見!夏の黒留袖
こんにちは、いつもブログをご覧いただきましてありがとうございます。
銀座店の五十嵐でございます。
本日は夏の素材についてご紹介いたします。
着物は季節によって仕立て方や素材などが使い分けられており
袷(あわせ)・・・裏地のある着物 10月から翌年5月まで着用
単衣(ひとえ)・・・裏地のない着物 6月・9月に着用
薄物(うすもの)・・・透け感のある素材で裏地のない着物 7月・8月に着用
大きく分けてこの3つに分類されます。
昔に比べて温暖化が進んでいて気温が上がっていたりもしますので、若干先取りで単衣や薄物を取り入れたりすることも多くなってきました。
ご婚礼のシーンでは重厚感を優先させたり、会場が冷暖房完備のところが多く、その場で着て外に出ないことも多いため、通年袷の着物を着用される方が多くはなってきております。
何より、一昔前のように婚礼の際に実家で着物を誂えて嫁ぐ方が少なくなってきているため、黒留袖は新しいものがほとんど作られていないと言われている昨今。
特に夏の時期の、単衣や薄物の黒留袖は更に珍しいものとなっています。
本日はそんな、夏の時期しか着れない、薄物の黒留袖をご紹介いたします!
夏の素材の代表格である『絽』の黒留袖。
絽は捩り織の一つで、新潟県の五泉市などでつくられる夏の生地です。
薄物独特の透け感がとても美しい1枚。
絵柄は牡丹や撫子・菊・桔梗など初夏から秋にかけての季節の花がメインとなっており、全体を優雅に流れる流水の柄がとても涼やかです。
帯も薄物に合わせて絽の袋帯を。
藤の花が下がった花かごや菊、桔梗・露芝など涼やかな柄がたくさん入っている帯です。
京鐘では、正絹の単衣黒留袖、絽黒留袖各種取り扱っております。
施設内の式で外には出なくても、せっかく着るなら季節に合ったものをきちんと着たい!そんなご要望にお応えできます^^
夏物の正絹黒留袖をお探しの方はぜひ、お気軽にお問い合わせくださいませ。
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